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創業メンバー陣の想い
01 /Greeting
Greeting
開設者ご挨拶 医療法人光耀会
理事長
菊地琢也
若年者から高年齢の視覚障がい者に、一貫して安心して生活を送れる場所を提供したい。その思いから、ここ川崎に新たな共生型サービス施設を開業しようと考えました。
2021年3月現在で全国の身体・知的障がい者の総数は964万人となっています。
そのうち一般に生産活動に従事しうる生産年齢人口(18歳以上65歳未満)の在宅者は、約377万人となっています。
日本における視覚障がい者の人口は、厚生労働省の調査によると約31.2万人といわれています。これは視覚障がいの身体障害者手帳所持者数から判断された数字ですが、日本医師会が、国勢調査資料や各種疫学研究資料等を原資料に分析した結果、2007年現在の日本国内の視覚障がい者の人口を約164万人、うち、ロービジョン者は144万9千人、失明者は18万8千人という推定値を2009年に公開をしています。
この164万人を構成する年齢層ですが、視覚障がい者の半数は70歳以上、60歳代は22%、60歳以上で72%を占めていると推定されています。厚生労働省の調査結果に出ている約31.2万人の内訳でも60歳以上が76.9%を占めているので、母数は変わりますが、視覚障がい者の中で高齢者が占める割合が非常に高いことは変わりないと思われます。厚生労働省調査(31万人)と日本眼科医会の推定値(164万人)に大きな数値の差が生じている理由として、後者が国勢調査の元に算出した日本の人口を母数に、各種疫病関係資料から推定した有病率(1.28%)から算出した推定値であるということが1つの理由と考える (母数が大きいため、0.1%でも変わると10万人単位で変わる)が、加えて以下の①と②が主な要因だと思われます。
①前者が身体障害者手帳の所持者数の数値であり、後者がそれに限定していない ②前者(身体障害福祉法が規定する視覚障がいの判定基準)と後者(日本眼科医会の今回の調査)で「視覚障がい者」の定義が異なります。
①前者が身体障害者手帳の所持者数の数値であり、後者がそれに限定していない 身体障害者手帳を所持しない視覚障がい者については、関西盲導犬協会のサイトでわかりやすく説明されているが、加齢によって徐々に視力が衰えて、これまでできていたことができなくなったとしても、その状況に慣らされてしまう、あるいは「老いとはそういうもの」とその状況を受入れてしまい、自身が「視覚障がい者」に該当する状況であることを自覚することも難しいのではないかとも想像できます。また、身体障害者手帳を所持するということは、「障がい者」であると自覚することでもあり、それに抵抗する方もいるのではないかと思われます。視覚障がい者の中には先天性のものなのか後天性のものなのかで視覚イメージの差は大きいと考えます。生まれつき全く見えない人から、なんとなくでもモノを認識していたが徐々に視覚を失う方もいれば、健常で生まれたものの疾病、事故により視覚を失ったものでは視覚への依存や生活は全く異なります。何が言いたいかというと、視覚が最初から無い者にとっては、物の形などすべて想像の世界であり、少しでも物が見えていた者たちとは明らかに対応は異なると思います。前述の視覚障がい者と認定されている人数のうち外界の世界を少しでも知る人と、知らない人は分けなければいけないし、それぞれケアも異なると考えます。現状では視覚障がい者は一括に扱われています。
視覚障がい者が送る日常生活
次に視覚障がい者は日常生活をどのようにして過ごしているのかを調べました。
この表の通り、他の身体的障がいに比して視覚障がい者は外出の機会が少ないことがわかります。理由として誰かのサポートがないと外出することが困難であることが考えられます。同行援護従業者というサポーターを障がい者は利用することが可能でありますが、サービス自体の認知の低さ、従業者の少なさなどハードルは高いのが現状です。高齢者が多くなる中、通所サービスを利用する人たちは多くなっています。そのサービスは通常健常者を想定し、運営されています。
その中で障がいを持つものはある種、お荷物のような扱いで健常者と同様の扱いを受けず、ただ椅子に座って一日を過ごすということも稀ではなく、結果デイサービスなどに赴く意味合いがないのでますます引きこもる傾向になると考えます。実際、往診で自宅に伺うと家族が付き添うケースがほとんどです。
また、独居の場合はヘルパーが週に何回か料理や掃除に来るなどしているが,後天的な視覚障がい者の場合、リハビリやロービジョンの訓練ややり方の方法や相談することもできていないのが現状であります。ロービジョンとは視覚障がい者が残存する視機能を活用することで生活の質を少しでも改善させるという治療概念であり、点字に始まり点字図書に切り替わる形でCDや大型読書機、また白状の使用方法など実際には多岐にわたります。
しかしこのような治療を行う眼科クリニックや病院は国内ではほとんど無くまたロービジョンの存在すら知らないケースも多々ある。
今回視覚障がい者に特化した施設を開設してみたいと考えました
実際視覚障がい者でも、それ以外の身体的障がいや運動障がいなど複合的な悩みを抱えている患者は多いが受け皿がなかなか無いのが現状です。幸いに川崎市にはNPO法人川崎外出支援センターがありデイサービス「かみふうせん」を運営されており、手本にできる施設があります。視覚障がい者に少しでも社会とのつながりを持ってもらい、社会復帰ができる人には就業支援なども積極的に行えないか考えていければと思います。レクレーションとしてはカラオケや本の読み聞かせや散歩などが一般的でありますが、試行錯誤しながら利用者のなるべく希望にそうようなものができればと思います。
前述のように外出が困難になっているケースが多いためサンプルやデータはないが健常者と比べ健康状態が悪いと思います。実際糖尿病網膜症は失明率2番目の病気であります。原疾患である糖尿病のコントロールが肝要でありますが若年者では肥満傾向の患者がとても多いです。先天性の方は一人で外出できない、運動する環境がないなど理由は多岐にわたります。今回開業するに当たり、施設内に体育館のような場所を設営することによって健康維持、先々の目標としてパラリンピストの輩出なども視野に入れられればと思っています。
インストラクターにはアスリートのセカンドキャリア支援の一環として、プロレスラーにお願いしたいと思っています。コロナ感染症によってアスリートの活躍の場が制限されました。
また、怪我が多い仕事のため中年以降の生活に不安を抱えている選手は非常に多いです。これはどのスポーツにも言えることではありますが、今までの自分のキャリアを活かせることが魅力ではないかと考えます。
介護職とインストラクターを兼務する形であれば施設内でもある程度トレーニングがつめるので一石二鳥でないかと考えます。視覚障がい者が人としての当たり前の扱いをうけ、健康や就業、少しでも自信を持って生きていける施設が作れないかと思っています。
既存のデイサービスは65歳以上の介護保険を利用しての運営している
障がいは先天的なものもいれば若年、中年といつそのような状況に陥るのか不明であります。
2018年度(平成30年度)の関係法令の改正によって、「共生型サービス」は、介護保険と障害福祉のサービスを同一の事業所で一体的に提供することができるよう、新たに創設されたサービスであります。 この制度の「障害福祉サービス」は、「障害者総合支援法」に定義される障がいのある方が利用できるサービス、「介護保険サービス」 は原則65歳以上の方が利用できるサービスです。 「障害福祉」と「介護保険」のサービス内容には、デイサービスなどの類似(相当)するサービスがありますが、障害福祉サービスに相当する介護保険サービスがある場合は、原則として介護保険が優先されることになっています。
そのため、これまでは障害福祉サービスを利用していた方が65歳になったときに、なじみのある障害福祉サービス事業所から介護保険サービス事業所に移らなければならないケースが多くありました。
それまでも、介護保険サービス事業所が障害福祉制度の「基準該当サービス」という仕組みを活用すれば同様のサービス提供が可能でしたが、市区町村の判断基準によるため地域によって取り扱いに差があるなどの課題がありました。
また、介護保険制度上は、障害福祉サービス事業所が介護保険サービスを提供できる仕組みにはなっていませんでした。 そこで創設されたのが、障害福祉と介護保険にまたがる「共生型サービス」です。この制度を活用することで、障がいのある方が65歳以上の高齢になっても今までのサービスを継続して受けることが可能になりました。
私事ではありますが視覚障がい者の方々との交流という形で、3年連続でプロレスの大会へ招待しています。そのなかでサービスを望む声があることや既存のデイサービスの限界も実感させられました。行政とは川崎市視覚障害者センターと連携が密に取れているため障がい者へのサービスの提供などもスムーズに行われるものと考えます。
現在川崎市ではこの制度を利用している施設はなく当施設が良いモデルケースになればと考えています。
またこの制度を利用して若年者から高齢者の視覚障がい者を一括して安心して生活を送れる場所を提供したいと思っております。
02 /Greeting
Greeting
歯科医
小出容子
お口のケアも身体の健康維持に大切です
「食べること」は、普段の生活の中で楽しみの1つであり、身体の維持に必要な栄養分を摂取する重要な行為です。お口の中に何か問題がある場合、「食べること」が難しくなったり苦痛に感じるようになりますが、その問題となる原因は虫歯、歯周病、入れ歯、舌や粘膜、口腔乾燥などさまざまです。病気や齢を重ねることで飲み込み(嚥下(えんげ))に問題が隠れている場合もあります。
歯周病の治療や虫歯を予防するために、歯磨きでお口の中をきれいな状態に維持することの重要性はよく知られていると思います。また、プロテインやゼリー飲料など固形物ではない飲食物を摂った後、歯磨きする必要がないと勘違いしている人もいるようです。誰でもお口の中には細菌が常に存在するため、固形物ではない飲食物を摂った後や飲食物を摂っていない場合でも、1日2-3回の歯磨きやお口のお手入れが必要です。
歯磨きやお口のお手入れを怠っている唾液の中には沢山の細菌が増えています。先ほど書いたように飲み込みに問題がある場合、食事中むせていなくても、沢山の細菌が増えた唾液を気付かないうちに誤嚥(ごえん)(飲み込んだ物は本来食道に入るが、誤って気管・肺に入ってしまうこと)していて肺炎になることが知られています。誤嚥による肺炎を予防するためにも日頃の歯磨きやお口のお手入れは大切です。
歯が悪くなると、軟らかい炭水化物(お米やうどん、パン)を沢山食べるようになり、タンパク質(肉や魚)や野菜を食べる量が自然と減ってしまいます。タンパク質など必要な栄養分をとれなくなるとフレイルやサルコペニアになりやすくなるため、美味しく何でも食べられるお口の環境を保つことは大切です。
歯医者さんに行くと痛いことをされる、混んでいる、通院が億劫などの理由から、被せ物が取れてしまっていたり、お口の中が少し痛みやしみるようになっていても、足が重くて何年間も歯医者さんに行っていない人もおられるかもしれません。
私どもの施設ではサービスにいらして頂いた時に、歯科医師が定期的にお口のケアを担当し、皆さまが美味しく「食べること」ができるよう、お手伝いさせて頂きます。
03 /Greeting
Greeting
株式会社アトリエサンクレーヴ
空間デザイナー
田村京子
多様な色覚に配慮して、施設を利用される方の
視点に立って床や壁の配色に考慮いたしました。
視覚障がい者に特化した共生型サービス施設ということで、どのような内装にしていくか施設長とも打ち合わせを重ね、目の疾患や遺伝子タイプによって色の見え方が異なる視覚障がい者が日本には31.2万人ほどいることを知り、多様な色覚に配慮して、施設を利用される方の視点に立って床や壁の配色に考慮いたしました。
色は誰にでも同じようにみえている訳ではありません。カラーユニバーサルデザインによって、今回施設の内装に下記の「色」を採用し、「見分けやすい色」を使いゾーン分けをいたしました。
全体(白アイボリー):まぶしく感じる羞明(しゅうめい)を避けるためアイボリーを起用しました。
エントランス(黄):白内障の人が白と区別しやすいよう、床を濃い黄色にしています。
トイレ(青):黒と間違えないよう、少し明るめの青になっています。
機能訓練室(緑):黄色や赤と間違えにくいよう、マットは青みが強い緑を採用しました。
静養室(赤):第一色覚障がいの方には赤が沈んで見えるためオレンジピンクよりの赤にしています。
「見分けやすい色」とは、色数が多くても、なるべく多くの人が見分けやすく、色名を思い浮かべやすい色です。日常生活の中で、色の違いが分かったとしても、その色が何色か分からない場合があったり、色名で案内されてもその色を探すことが困難な場合もありますが、色でゾーン分けをしたことによって場所の移動をする際に、色名を添えるなどして声かけをし、色の名前を用いてコミュニケーションを可能にできればと思いました。
色の見え方には多様性があり、隣の人が見えている色は自分とは違うことがある。と意識することで、誰にでもわかりやすく情報が伝達でき機能的な施設になり、利用者の方々が安心して過ごせる場所となっていただければと思います。
04 /Greeting
Greeting
プロレスラー
大原はじめ
プロレスラーとしての知識、経験を活かし高齢者の皆さんが元気で過ごせるように筋肉作りのための体操指導を川崎市社会福祉協議会の施設で始めました。
皆さん、初めまして!私は川崎市出身、生まれも育ちも武蔵小杉!現役プロレスラーの大原はじめです。プロレスリングノアでプロレスをしています。私は現在38歳です。10年前に祖父の転倒による骨折をきっかけに祖父母の介護を経験しました。介護の体験を通じて、健康寿命の大切さや、しっかり歩けて、自分の意志で自由に身体を動かせる重要さを感じました。
祖父のように転倒して寝たきりになってしまう人を減らしたい、健康寿命を伸ばして元気な人を増やしたいと思い、プロレスラーとしての知識、経験を活かし高齢者の皆さんが元気で過ごせるように筋肉作りのための体操指導を川崎市社会福祉協議会の施設で始めました。今は川崎スポーツ協会や川崎市生涯学習プラザ、日本文化センターカルチャー教室、老人福祉施設で定期的に高齢者向けの筋力作りの講演も行っています。私はこうした活動を行う中で、更に学ぶ事の必要性を感じました。私は、中学校を卒業後、服部栄養専門学校に通い調理師となりました。
そのため、高校に通っていなかったので32歳から川崎市立橘高等学校の定時制に通いました。
卒業後、星槎大学の共生科学科へと進学し、今は現役の大学生として福祉、共生、スポーツ関係や地理、歴史の中高教員免許の取得の学習も現在行っています。私はこうしたプロレスラーとして調理師としての経験や知識を地域の皆様のお役に立てたい思っています。私は菊地眼科クリニックの菊地院長との出会いから菊地院長と共に毎年夏に行われるプロレスの川崎大会で視覚障がい者の方達をご招待し、音声実況ガイダンスによるプロレス観戦の企画を実施してきました。
そこで参加してくださった方達から視覚障がい者の方々がスポーツをする場やエンターテイメントの場から、疎遠になってしまっている現状を知りました。運動する機会や場作りの重要性も強く感じています。視覚障がい者に特化したデイサービスアライブだからこそ出来る環境、場があります。私がサポートする事で安心して運動を楽しめる機会を提供したいと思っています。プロレスラーと過ごす時間が皆さんの日常の楽しみとなり、健康のお役に立てたら嬉しいです。筋肉作りとちゃんこを作るのが大得意です!たくさん話かけてください。アライブでお会いし交流できる日を楽しみにしています。一緒に身体を動かしましょう!アライブでお待ちしています!